6月から鮎の友釣りが色々な河川で解禁になりました。岐阜県では、和良漁協が5月31日、郡上漁協が6月1日、板取川上流漁協が6月6日、益田川漁協が6月7日、馬瀬川上流漁協が6月13日、根尾川漁協が6月20日、他にも色々な河川の解禁が6月と7月上旬にあります。
鮎の友釣りを始めて6年になります。まさか自分が友釣りを始めるとは思ってもいなかったです。初めて鮎の友釣りをするための道具と友釣りの面白さを、実体験を踏まえてお伝えしたいと思います。友釣りの面白さは、ずばり自然の中で過ごすことです。川の音、鳥や蝉の鳴き声、山や木々の緑、心が癒されます。そして、鮎との駆け引きの醍醐味、鮎釣り以外のキャンプ気分、外で食べる朝食、昼食、温泉の露天風呂での癒しと疲労回復を味わえます。ひとりでも出来るし仲間と一緒にも出来るのも自由があって魅力的です。
鮎の友釣りを始めたキッカケとなった渓流釣り
渓流釣りは、ずーっとやりたいと思っていました。20代の前半の頃に2〜3回、友達といっしょにやりましたが、それっきりでした。仕事に夢中で、趣味も持たなかったです。コロナが流行る少し前に、仕事の関係の方に渓流釣りにつれていってもらい、そこから渓流釣りを始めました。渓流釣りといっても直前に放流したあまごを釣るという感じです。渓流釣りを始めると2月の解禁の日は、夜中から行って場所をとり、火を焚いて寒さに凍えながら、朝を待つのです。ガスバーナーでお湯を沸かし、カップラーメンを食べたり、あったかいコーヒーを飲んだり、ホットウィスキーや焼酎のお湯割りを飲んだりして、キャンプをやっている気分も味わえます。時には寝袋をもっていって車中泊をするとかもします。車の中は平らでなかったり硬い部分があったりしますので、キャンプで使うベットマットなどを下に敷いて寝ます。これもテントではないですが、キャンプです。エンジンを止めて寝ますので、ランタンなどのランプが必需品となり、キャンプで使っていたものが使えます。真冬は、極寒用寝袋にしないと寒さを防げません。その時は、湯たんぽと厚手の毛布が必要となります。そこまですると快適に眠れます。釣りも楽しいですが、それまでの時間もキャンプをしているみたいで楽しいです。
釣れたあまごは保冷剤を入れたクーラーボックスに入れて持ち帰ります。あまごは生臭さや苦味が身に移ったり、寄生虫が身に移ったりするので腹わたを出して処理します。凍らしたまま持ち帰るので、家で処理しても問題ないです。たくさん釣れるとこの処理に手間がかかりたいへんです。
あまごの食べ方は、塩焼き、甘露煮、素揚げ、ムニエルなどがあります。どれも美味しいです。冷凍して保存できるので、お客様が来た時に出してあげたり、お土産に持たせてあげるととても喜ばれます。
渓流釣りをやっているときに、仕事の関係の方から鮎の友釣りをやらないかと誘われました。鮎の友釣りは、道具が高価で私には手がでない釣りだという先入観があり断っていました。一度、体験で竿を借りてやってみましたが、鮎を泳がせるだの糸は張っていないといけないとか何が何だかわからなかったです。針に餌を付けるのと違って、おとり鮎を釣り糸につけて泳がせるというのが不思議な取り方だと思いました。
渓流つりを始めて、1年経つと渓流つりが解禁して放流した時でないと中々つれないこともあって、鮎の友釣りをしてみたくなりました。それで渓流釣りを教えて下さった方に鮎の友釣りを習うことにしました。
鮎の友釣りの道具
まずは、道具を揃えるところから始めました。道具は、鮎竿、鮎タモ、ウェーダー、タモやドリンクホルダーを付ける腰ベルト、鮎ベスト、引き船、おとり缶、仕掛け、帽子、鮎手袋が必要となります。これらが一つでも欠けると友釣りはできません。
鮎竿
鮎竿は8mから9mのものが必要です。高価なものだと数十万します。高いだけあって軽いし、取り回しが優れています。私は8mと9mの2本の竿を持っています。8mの竿はたしか6万円くらいのものを買いました。
9mの竿は知り合いから譲って貰ったものです。それも値段は6、7万円のものです。高い竿もほしいですが、これでも十分にやれます。竿が重いので、腕が筋肉痛になるほど疲れます。そしてかかった鮎を取り込むときに竿を持ち上げたり、おとり鮎を動かす時に苦労します。風が吹いた時も支えるのが辛いです。
鮎タモ
鮎タモは知人から譲って貰ったものを使用しています。3本持っていますが、網のあらいものとタモの直径が小さいものと大きいものがあります。網の目が粗いとハリが引っかかってほんと外しづらいです。最初は慣れていないので要領が悪いから引っ掛かるのだと思っていましたが、実は網が荒かったからだということが、網の細かいのを使用して分かりました。タモの直径も36cmと40cmがありますが、大きい方が掛かった鮎を取り込む時
にキャッチしやすいし、おとりをタモにいれて交換するときも扱いやすかったです。
ウェーダー
ウェーダーとは、胴まである長靴のことです。靴に水が入ってくるウエットと水が入らないドライがあります。ドライは潜水服などにも使われるネオプレン素材でできていて、夏は暑くて履けないと思っていましたが、夏でも山に行くと水が冷たいので体が冷えません。靴に水が入ってくるウエットも考えましたが、長時間、水の中にいると体が冷えると使っている人に聞きました。あと注意したいのが川へ行く途中に尖った枝や針金などに触って、破くことです。ウェーダーは6年で2本目です。尖った鉄筋で破りました。自分で専用ボンドを使用して修復しましたが、うまく修復できませんでした。2本目も買ったばかりで木の枝で破りました。それは、釣具屋さんで修復してもらいました。5百円で直していただけました。良心的な釣具屋さんでした。助かりました。
もう一つ注意することが、ウェーダーは汗などで中が湿ります。放っておくとカビが生えたり、臭くなったりします。外で裏返して干しても湿気がとれません。布団乾燥機の温風で乾かしたらすぐに乾いたので喜んでいたら熱で溶けることがわかりました。修復不能になりました。絶対に布団乾燥機の温風では乾かさないでください。冷風だと問題なく乾きました。これはお勧めです。
腰ベルト
腰ベルトは、鮎タモを挿したり、ドリンクホルダーをつけたりします。鮎タモも落とした時に流れて行かないようにタモにチェーンをつけて腰ベルトに繋いでおきます。私はまだ鮎タモを流したことはありませんが流す人もいるそうです。
鮎ベスト
鮎ベストは、仕掛けやハサミ、車のキーやスマホ、竿の蓋や竿ケースを入れています。入れるポケットがたくさんあったほうが使いやすかったです。遊魚券(日釣り券、年券)を監視員にすぐに見せられるよう背中のポケットに入れています。
最初は、貰い物のベストを着ていましたが、チャックが壊れたので、新しいものを購入しました。川で鮎釣りをしていた人が流されるニュースを聞くので、ライフジャケットを着てやろうかとも考えていたら、鮎ベストがライフジャケットにもなるものを売っていたのでそれにしました。ちょっと安心して釣りができます。ベストの中にはポリエチレン独立発砲剤が入っていて寒い時でも暖かいです。
引き船
引き船は、釣っている最中におとり鮎やかかった鮎をいれておく船の形をしたいれものです。穴が空いていて川の中に入れておくと川の水がはいってくるようになっているので生かしたまま鮎を入れて置けるのです。腰に引き船の紐をつけておけば引き船を手元に置きながら釣りができ鮎がかかったらその場でおとりを交換して船に入れることができます。私はまだ、それがきません。流れの中で船を流しながらおとり交換ができないのです。
竿を肩にかけながら、タモの中で交換しようとすると竿が肩から外れたり、船が遠くへ行ってしまっておとりを船に入れるのに手間がかかってしまいますし、おとりを逃してしまいます。この辺りが手際よくできるようになりたいです。
また、引く船を河岸に止めておくのに紐を石に巻いて止めているのですが、イカリのようなおもりを使っている人もいるので、使ってみたいと思っています。
おとり缶
おとり缶は、おとり屋さんでおとり鮎を購入して川まで運んでいくのに使います。おとり缶に入れたらエアーポンプから酸素を供給して川まで運びます。そうしないと鮎が酸欠で死んでしまいます。おとり缶といっしょにエアーポンプも購入しました。おとり屋さんからは車で移動しますが、車を止めて川まではおとり缶を持っていきますが、いっぱい水が入っていると重たいので半分弱くらいにして運んでいます。川に到着したら川の水をおとり缶に少しづつ入れて川の水に鮎を馴染ませています。そして釣りを始めるまでおとり缶を川に沈めておきます。釣りを始める時におとりをおとり缶から出して、引き船に移します。
仕掛け
仕掛けは、初めはどんなものか分からなかったので市販の仕掛けを購入しました。複合メタルの仕掛けは高かったのでナイロンの仕掛けを使っていました。最初の頃は、根掛かりしたり、木の枝にひっかけたりして1日に何個も交換していました。ナイロンなので柔らかいのですが絡みやすく、鮎がかかって取り込んだときでも、糸が真っ直ぐにならず、クルクルになったりしていました。3年くらいはナイロンとフフロ糸を使っていました。その後、仕掛けの作り方を本で勉強して、複合メタルの仕掛けを作れるようになりましたので、それを使うようになりました。すると糸が絡まることも少なくなり1日中一つの仕掛けで釣りをすることができるようになりました。仕掛けを手作りするとコストも安く済むようになりました。
仕掛けの全体の長さが調整できる編み込みのあるものも便利です。鼻かんあたりの水中糸が切れたりして短くなっても長さを調整ができますので、仕掛け全体の交換をすることがなくなりました。
複合メタルの仕掛けを作れるようになる頃に、移動式鼻かんと逆さばりの仕掛けも本を見ながら作れるようになりました。鮎の釣りシーズンが終わった後に、仕掛け作りを勉強して作りました。鼻かんと逆さばりの仕掛けを作るのに必要な部品は、鼻かん、鼻かん網つけ糸、鼻かん回り糸、逆さばりでした。そして編み込み機もないと編み込みができませんでした。初めて自作した鼻かん仕掛けは出来が悪く逆さばりの取り付け部分が外れてしまい、鮎をバラしてしまいました。
移動式鼻かんは鼻かんから逆さばりを打つ鮎の尻ビレまでの糸の長さを調整するのがやり易いです。たまに鼻かん網つけ糸が水を吸って動きが悪くなる仕掛けがありますが、編み付け部分を広げて動かすと動きます。鮎を逆さばりに取り付けて鮎を掛けるハリスですがどれくらいの長さがよいかいつも悩みます。掛からない時は特に長さを変えてみたりします。
3本イカリと4本イカリがありますが、根掛かりが少ない3本イカリをよく使っています。
背バリやおもりというものがありますが、まだ使ったことがありません。急な荒い瀬で使うらしいですが、その急な荒い瀬でやる技術がないのでチャレンジしていません。いつかは急な荒い瀬でもやれるスキルを身につけたいものです。
帽子
帽子は、太陽光を遮るのに必須です。鮎手袋は手を紫外線から守るためにはあったほうがいいと思いますが、私が使っている手袋はよくイカリばりが引っ掛かるのでない方がやり易いと思っています。針が引っかからない手袋が欲しいです。
このような道具を購入したり譲り受けたりしたので、お金はそんなに使わなくても始めることができました。お金のかかる釣りっていう感じはありませんでした。
鮎の友釣りの面白さ
毎年少しずつ上達しているのがわかります。最初は糸の結び方で苦労して、鮎の付け方や鮎のおとり缶や引き船やタモへの移動に苦労して、泳がせるのに苦労して、掛かったかどうかの見極めに苦労して、掛かった鮎の取り込みに苦労して、それらが徐々にできるようになってきました。自然の中で、川のにおいを嗅ぎながら蝉の声を聞きながらする鮎の友釣りは心の開放感を味わえて素晴らしいです。鮎のいる場所を必死に探して掛かった時に喜びはひとしおです。
また、渓流釣りと同じように遠方に行く時は、車中泊をすることをありキャンプ気分も味わえます。釣りが終わった後の温泉での癒しと疲労回復は最高です。
鮎の釣り方も泳がせ釣りと引き釣りがありますが、まだ引き釣りをやったことがありません。それにもチャレンジしていこうと思います。鮎に鼻かんをつけるのにタモの外でできるような手際の良さを身につけて、それ以外の色々な引き出しを持てるようになり、どんな場面状況でも対応できるような釣りができるようになりたいと思います。
