散歩といっても私の中では、色々な散歩の種類があります。それぞれの散歩の私なりの楽しみ方を紹介しようと思います。自然を観察し心をリフレッシュする散歩、健康管理のための散歩、知らない土地を探索して新しい発見をする散歩、長距離を街並みや自然を観察しながら遠足のように歩いて達成感を味わう散歩などをしてきましました。
今回は、自然を観察し心をリフレッシュする散歩について書こうと思います。
自然を観察し心をリフレッシュする散歩
私は朝食後に必ず家の近くの小さな川の桜並木の堤防を45分ほどかけて3Kmの道のりを散歩しています。毎日、歩くたびに景色や出会うものが変化します。季節によっても違います。
春の3月は桜のつぼみが硬かったのが、だんだんと日が変わるたびに膨らんできます。つぼみの先がピンク色になってきます。あと何日で咲くのだろうかと考えたりします。桜並木があるのは大半がソメイヨシノです。ただし所々に寒緋桜やエドヒガンなどがあって咲く時期が少し早いです。ソメイヨシノは、咲き始めから一週間くらいかけて満開になります。満開になるのはほぼ同時なので桜並木が鮮やかな薄いピンク色で染まります。満開の桜の木が鏡のように水面に映り、とても風情のあるいい景色になります。そして散り始めると水面に桜の花びらが浮かび、本当にこれもまた風情があります。桜が散り終わるまでには三週間ほどかかります。
桜の花びらが少なくなり、代わりに新芽が芽吹いて、緑の葉が出てきます。桜の花びらがなくなる頃には、桜の木が鮮やかな新緑に染まって、初々しい感じがします。桜の木の生命力を感じます。
生き物も変わっていきます。3月や4月はこの小川で冬を越した鴨が10羽ぐらいの群れをなして水辺を泳いでいます。そんな光景をいたるところで見ます。その中に白とグレーの鷺が2匹ジーッと立っています。カモはしきりに頭を水の中に突っ込んで餌を食べています。そんなカモも暖かくなる4月下旬くらいになると一斉に北のシベリヤ、ロシア極東方面へ帰っていきます。
そうすると次はツバメが東南アジアから子育てのために渡ってきます。空中の昆虫を食べます。ツバメの飛び方は、キレがあって動きが素早い。ジーッとしてないで飛び回っている感じがします。「チョチチュワチュチチュチ・・・ビリリリリ」と泣きながら飛んでいます。家の軒下などに作って子育てをしていますが、ツバメは渡り鳥で遥々2千キロから5千キロほどの海を超えて東南アジアから移動してきます。あんな小さい体で何千キロも飛んでくるのは、すごいと思います。鳥の鳴き声も様々ですが、鳴き声を聞いてもツバメ、スズメ、カラスくらいしかわからないです。鳥の鳴き声で鳥の種類がわかるともっと楽しいと思います。
堤防には、春の雑草が4月中旬から5月くらいになると伸びてきます。二週間くらいで30cmくらいになります。茶色かった土手が一面緑色になります。雑草といっても色々な種類の雑草が生えています。花も咲きます。黄色の花の雑草や紫の花の雑草など色も多種多様です。小さいので1cmくらいから大きいのだと8cmくらいの花が咲いています。同じ種類の花が固まって咲いています。雑草も場所によって生えている種類が違います。緑色とのコントラストが鮮やかです。
雑草の中の花の蜜を求めて、蝶々や蜂などが集まってきます。白い蝶や黄色い蝶、あげは蝶なのが花から花へとヒラヒラと飛んでいます。雑草をジーッと見ていると、そこにはてんとう虫やカナブン、アブラムシなどがいます。カタツムリもいます。ただ歩いて通り過ぎると雑草が生えていえるとしか感じないですが、立ち止まってよく見ると色々な虫がいるのがわかります。
桜並木の堤防には、サツキと椿の生垣が桜の木と木の間に植ってます。3月くらいまでは椿の花が咲きます。4月から5月にかけてはサツキの花が咲きます。生垣の表面を花で埋め尽くされるくらいに咲き乱れています。花が散った頃に生垣にクモが蜘蛛の巣を張り巡らします。一つの130cm×70cm×100cmくらいの生垣に20個のクモの巣ができています。中には2cmくらいのクモが真ん中でジーッと待ち構えています。餌となる虫を捕まえるクモの巣はしっかりと作られています。クモのマンションという感じがしました。
5月の終わりくらいになると、夜8時くらいに蛍が舞います。数は少ないですが、数えられるくらいの蛍が舞っています。風情を感じます。昔はもっといっぱい飛んでいたそうです。5月に伸びていた雑草は、蛍が出る頃になるとすっかり刈られてしまっていました。虫や動物が隠れたり、住んだりする場所がなくなってしまったように感じました。人間にとっては、草は刈られていたほうがよいのですが、昆虫や動物にとっては生えていた方が住みやすいと思います。鳥たちも餌となる昆虫がたくさんいたほうがよいと思っていると思います。
5月に雨が降ると、雨上がりの濡れた道路にうすい黄緑色の1cm〜2cmくらいの赤ちゃんカタツムリがいっぱい出てきます。踏んづけないように道路を見てソーと歩きます。本当に小さくて可愛いです。こんなにたくさんのカタツムリが雑草の中にいることに驚きました。なぜ雨上がりになるとカタツムリの赤ちゃんは出てくるのか知りたくなります。
散歩しているとこんな身近に、じっくりと見たこともない植物や鳥や昆虫や動物などに出会えます。まだまだ、出会っても名前も知らないです。なぜか興味を惹かれてしまいます。いつ産まれたのだろうかとか、どこから来たのだろうかとか、何を栄養源にしているのかとか、生態系の中に組み込まれていて、その動植物は、別の動植物の栄養源になることを宿命だと無意識に感じていきているのだと感じました。
ジーッと見ているとその一瞬を一生懸命に生きていることが伝わってきます。地球上では様々な営みが繰り広げられています。アフリカ大陸のサバンナの動物や熱帯雨林の動植物、アラスカの極寒の地に生きる動物、海の中の魚や動物など日本では見たこともない動植物に営みをTVで見たりしますが、こんな身近なところでもスケールは小さいが、食べたり食べられたり、生まれたり死んだりしている世界があります。人間社会の日常では見ない世界があります。誰でもちょっと外に出て散歩すれば、こんな自然の世界を感じられます。生き物や大地の創造する能力をまざまざと感じることができます。真似しようとしても真似できない身近な自然の創造力は凄いと思いました。
散歩するときの服装は、気温によって変わってきます。3月の朝は5〜10度なのでハイネックのインナーとパーカーのついた上下の厚手のスポーツメーカーのジャージを着ます。スポーツメーカーの軽いウォーキング用のシューズかアウトドア用品メーカーのトレッキング用のシューズを履きます。4月から5月にかけては気温も20度を超えてくるので、ハイネックのインナーとスポーツメーカーのランニングパンツで散歩します。6月になるとスポーツメーカーのTシャツとランニングパンツです。たまに雨の日に散歩することがありますが、靴が濡れて中まで染み込んでしまします。防水加工したウォーキングシューズを購入しないといけないと思っています。毎日の散歩は、毎日洗濯することになるので最低でも2着は替えの服が必要です。また、夕方から夜に散歩をすることがありますが、反射タスキやヘッドライトが必須です。真っ暗の中、歩くのは周りの車やランニングをしている人などに衝突される危険があります。一度ぶつかられそうになりました。
それ以外で必要なものとして、自然の風景や動植物を撮るためのスマホは絶対に持って散歩したほうがよいです。いつどれくらい散歩したのかが後でわかる歩数や時間や距離が測れる時計もあったほうがよいです。これくらいの散歩の時は水分補給は家に帰ってからします。
このような散歩をするのも面白いですよ。贅沢な時間の使い方だと思いませんか。近くにこんなビオトープがあってほんとうに良かったと思っています。
次回は、健康管理のための散歩について書こうと思います。夏の終わるころには、自然観察(夏)編散歩について書きます。どんな動植物が出てくるか楽しみにしていてくださいね。

